世界遺産神社の木にテニルクロール

和歌山県の丹生都比売(にゅうつひめ)神社の木に穴が開けられ、中に白いものが入っていて、テニルクロールが検出されたとのこと。

なんとも手の込んだ訳の分からんことをしたもんだ。

「白いもの」はニュースによって液体だったり粉だったりなのではっきりしないが、元が粉だったとしても雨水が溜まって懸濁状態になっている可能性もある。

テニルクロールが除草剤の成分ということで、職業柄、興味を持つのだが、商品としては何なのかなと思って、農薬の情報を調べてみた。もし、テニルクロール以外に農薬成分が検出されないのであれば混合剤ではないと思われるが、単剤であればアルハーブフロアブル(テニルクロール4%)かクリヤード水和剤(テニルクロール50%)が考えられる。

アルハーブフロアブルは水田用の除草剤、クリヤード水和剤は芝用の除草剤である。

失礼ながらアルハーブフロアブルはあまり売れていないようなので、可能性は低い気がする。

残るはクリヤード水和剤。これもそんなには売れていないようだが、まあ一応流通はしているようだ。

これは日本芝にのみ使われる。ということは、ほとんどはゴルフ場で使われるわけだ。

ん?ゴルフ場?

ちょいと調べてみると、丹生都比売神社の近くにゴルフ場があるようだ。

ということは、その関係者???

これは足のつきやすい薬剤を使ったもんだ。

効果面からも、足のつきにくさからも、ラウンドアップなんかの方がよさそうな気がする。もちろん、そんなことをしてはいかんが。

しかし警察は私の推理したように推理しただろうか?ちょっと心配。「水田用の除草剤」と報道しているところもあったので、そっちを調べているとすれば外れるかも。

分からんのは動機。私有の土地であっても世界遺産に登録されると、木1本も切れないそうだ。そういうのでもめているという話も聞くので、そういったトラブルと関係があるのかもしれない。

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