日本農業新聞に掲載されている広告は怪しげなものが多いが、なにげに読んでいると、蜂の子のカプセルがあった。耳の聞こえが良くなるらしい。まあ医薬品として登録されているようには書いてなかったので、薬事法違反だ。
まあ、それは置いといて、「わずか2%しかいないオスの蜂の子を含有しています」と書いてある。この表現は実にすごい!
オスの蜂の子だけを使っている場合はもちろんこの表現に当てはまるが、よく考えてみると、オスの蜂の子が2%だけ含有されている場合でも当てはまるのだ。
すなわち、オス、メス関係なしに蜂の子を粉砕してカプセルに詰めたのかもしれない。
にしても、オスとメスで薬効に違いがあるのだろうか?薬効があるとしてだが。
オスの幼虫期間が一番長いから栄養分を一番含んでいると説明されているページがあった。
ちょっと検索してみただけで蜂の子の健康食品がいくつもヒットした。大抵オスの蜂の子と書かれているが、そんなにみんながオスばかり使ったら、大量にメスの蜂の子が余るのではないだろうか?誰かがメスの蜂の子100%品を製品化しないと、かなり無駄がでるわけで、ほとんどが嘘だと考えざるを得ない。そもそもオスとメスを簡単に分けられるのだろうか?
この手の健康食品はデータを示すことが全くない。まあ、データを示して薬効を謳えば医薬品として認可されなければならないから、それは出来ないのだろう。しかし、薬効に関係なく、栄養成分のデータくらいは示してくれよ。
言葉のイメージだけやね。