新型コロナウイルスに抗体を持つ割合が、東京で6%、神戸で3%と考えられる結果が出た。コロナに関係のない患者の血液を検査した結果だ。
他の地域での状況を知りたい。
こういった情報を基にして対策を決めるべきであって、自粛の解除とか拡大とかを議論できないのではないか。
感染者数が今日は何人増えた、とか言っても、東京や神戸の抗体保有率から考えれば、意味のない数字に思える。
とはいえ、統計上の感染者数の多いところは抗体保有率が高いのだろう。
結局、人口が密集すれば、感染症に罹るリスクが高い。
であれば、一極集中している人口を、地方に分散させた方が良い。
脱 密集
まず、官公庁から分散させてはどうか。
消費者庁は徳島オフィスを作って、分散させることを実験的にやっているが、他の官公庁もやればいいと思う。
例えば、農林水産省は東京になくてもいいと思う。実験施設のあるつくばとか、農業、漁業の盛んな千葉とか、どうだろうか?
それにともなって、関連する企業の本社も移転が期待できる。
満員電車で通勤、という状態は、どう考えてもリスクが高い。
今回、出社しなくても、テレワークで仕事ができるじゃないか、と思った人も多いのではないだろうか。
もちろん、他の人と話し合う機会が減るので、やりづらいところはあるけれども、電話やテレビ会議システムは使える。もっと画期的なシステムが出てくるかもしれない。
それと、印鑑、なんとかならないだろうか?
印鑑を1つ押すために出社するとか、ばからしいので、デジタルな認証システムに置き換えてほしい。
医療従事者の増員
パンデミック状態になると、医療が崩壊する。
何事もなければ人員が余っていたとしても、いざとなれば、人員や設備が足らなくなってしまう。
普段から余裕は必要だと考えて、国が助成することも考えるべきでは?
自由貿易の見直し
関税をなくして、自由貿易、というのがこれまでの流れだったけれども、いつのまにか、マスクはほとんどが中国で作られていた。
自由に競争していけば、最も安いところに集中するのは当たり前なので、今は、いろんなものが中国での生産に頼っている状況になってしまった。
パンデミックで、世界的に需要が高まるマスクなんかは、国が備蓄しておいた方が良いし、自国で調達できるようにしておいた方が良いと思う。
農業にも影響が出るかもしれない。
アメリカでは、メキシコからの季節労働者が移動できなくて、収穫できない、という状況もあるようだ。
食糧は、できるだけ自国で賄えるようにした方が良いと思う。
とはいえ、食料自給率100%は、国土面積から考えて無理な話だし、災害等で自給できなくなることもあるので、分散して他国から確保するルートを維持することも必要だと思う。
それと、穀物は備蓄も必要。
とにかく、国内の生産を守れるよう、そのためにやっぱり関税は必要だと思う。