真由太郎の小学校の人権発表会を見に行った。各学年が劇などを通して人権に関する発表をするというイベントだ。担任の先生のシナリオと児童の演技力が試される場だ。
低学年は全員で朗読と歌を組み合わせるパターン、中学年はそれをバージョンアップしたパターン、高学年が劇を取りいれたパターンが恒例となっている。また、劇ではお笑いブームの影響か、お笑い芸人のマネを取りいれることが恒例になっている。運動会でもそうだが、この学校の校風かもしれない。吉本新喜劇とかエンタの神様などの芸をパクることになっている。
で、真由太郎は5年生なので、そのお笑いパクり劇。池野めだかの「やあ保安官のロバートです」というネタと、たいぞうの「ペロペーロ」のネタを改良した、「アイムソーリ、ヒゲソーリ・・・」などとわけの分からんことを言っているのをまっとうな日本語に訳すというネタを真由太郎がやった。結構うまく出来ていた。他のこどもたちも演技が上手で、5年生でもここまで出来るんだと感心した。アメリカの奴隷制度に立ち向かったキング牧師を取り上げたシナリオも良く、すばらしい発表だった。
こどもたちをうまくのせる担任の先生をはじめ、この学校の教育はなかなかすばらしいと思った。校長先生は知・徳・体が教育方針。知識の勉強だけでなく、徳と体も重要。
私もそう思う。大人になってから会社でもそうだが、学歴だけでは仕事は出来ない。仕事は共同作業なのだから、相手を思いやる気持ちが必要。
最近の総合学習の成果が出てきていると思うのだが、知識偏重に戻りそうな世の中の動きがちょっと心配。学力が世界で何位とかどうでもいいじゃないかと思う。現場の先生方にがんばってもらいたい。