「紙を使用するな」
会社でおふれが出た。相手先の都合でどうしても仕方ない場合を除き、紙で印刷するなということになった。
無理である。
不景気がここまで押し寄せたか。
すでに切りつめられるところはやっているので、これ以上切りつめられるところはこんな所しかない。
次はいよいよボーナス削減か?
しかし、苦しいのは自分の会社だけじゃないんだよな。どこもかしこも赤字。
なぜアメリカの住宅ローンが失敗しただけでこんなに世界的に不景気になるのか?
実体経済が仮想経済に負けている。
金融でゲームをするな!ばかもん!
とにかく今は負のスパイラル状態に陥っているのだろう。
こういう時に、政治に対して重要な働きが要求される。
大統領、首相の言葉が信頼をよび、経済を安定化させ、正のスパイラルへ向かわせる。
政治とはそういうものである。
ところがタイミングの悪いことに、日本は政権交代の千載一遇のチャンスが到来していた。
野党はここぞとばかりに攻撃のし放題。
首相も隙だらけ。
与党内もバラバラ。
今は国民が力を合わせて不況を乗り切らねばならないのに、これでは政治が機能していない。
不景気に対処するやり方はいろいろあるわけで、どれが正解というものでもないだろう。要はきっかけを作れば良いので、「これで景気が良くなるな」と思わせられれば成功。
だから今打ち出されている政策でも間違いではないはず。
失敗するか成功するかは皆の気分次第。
あちこちからぐちゃぐちゃ言えば、成功するわけがない。
批判は休止して、とにかく早くやろう!