海洋深層水というのは、「深度200メートル以深の深海に分布する、表層とは違った物理的・化学的特徴を持つ海水のこと」（Wkipedia）とのこと。この定義だと、海水の95%は海洋深層水ということになるらしい。

で、その特徴なのだが、またWikipediaを引用すると、

・清浄性
人間の排水で汚染された河川水の影響を受けないため、化学物質による汚染がない。また、太陽光が届かないためプランクトン等が成育しないので、有害な雑菌等も表層水の千分の一以下と少ないことが特徴である。このため、深層水は表層水に比べて細菌学的にも化学的にもはるかに清浄である。

・無機栄養塩類が豊富
表層水に比べて、植物プランクトンの成長に必要な無機栄養塩類（NO3-ショウ酸態窒素、PO4-リン酸態リン、Si ケイ素）が豊富である。これは海洋深層水中の植物プランクトンが少ないために、表層から沈降してくる魚類の死骸が分解されて生じた無機栄養塩類が消費されずに残っているためである。

・低温安定性
水温をはじめ含まれる成分が年間を通して一定であり、水質が安定しているという特徴がある。

ということらしい。

で、これをミネラルウォーターとする場合、逆浸透膜で脱塩処理するのだ。→はい！「無機栄養塩類が豊富」意味なし～！

この時点で、雑菌は漉し出されるはず。→はい！「清浄性」関係ない～！

「低温安定性」？それが何か？冷蔵庫で冷やして飲むしぃ～！

海水の希釈液を飲むのとどう違うのか？

わざわざエネルギーをかけて汲み出し、エネルギーをかけて脱塩処理せずとも、希釈して作った方が早いだろと思うのだが。

三重県尾鷲市の海洋深層水取水施設で配管に深海魚が詰まったらしい。
船がアンカーを取水管に引っ掛け、折れ曲がり、矯正したが、細くなってしまったところに深海魚が詰まったとと推測されている。
ということは、配管が細くなっていない場合には、深海魚ごと吸い込んでいるということか？

なんか、どーでもいいことで魚に迷惑を掛けているような・・・

これって、人間のエゴだよな。

エネルギーかけまくって、全然エコでもないし。