「今日のおかずって、オカラなんじゃあ。めっちゃ贅沢やなぁ~!」
と、娘は言う。
オカラが大好きなのだ。
我町に、なんと、あの、「はやぶさ」がやってきた。
鳥の方ではなくて、あの、話題の惑星探査機である。
これこそ、めっちゃ贅沢なことだ。
この、人口1万5千人程度の町にである。
こんな機会、めったにないことなので、見に行った。
特に今日は、13時から講演会もある。
はやぶさを見るには、科学館かプラネタリウムの、どちらかのチケットを買わなければならない。
科学館は見飽きているし、プラネタリウムははやぶさ関連のプログラムなので、プラネタリウムを見たい。
息子も行きたいというのだが、午前中は部活である。
朝、私がプラネタリウムのチケットを買っておいて、あらためて午後から二人で行こうと考えた。
しかし、会場前から並んで行ってみると、プラネタリウムのチケットは、上演時間の指定ができない、ということだった。午前中の時間のチケットを販売しているところだったので、今買っても都合が悪い。講演会が13時から15時半までなので、その後の16時15分のチケットが欲しいのだ。
人がかなり並んでいるが、しばらくは、その前の時間のチケットまで売り切れる感じでもなさそうだ。
なので、息子と来る時間に買うことにした。
12時に息子を学校まで迎えに行き、そのまま会場に直行。
チケット売り場に行くと、ちょうど、16時15分のチケットを売っているところだった。その前のチケットは売り切れたのだ。ちょうど狙い通りだ。
はやぶさの展示は行列が出来ていたので、講演会会場に先に入った。
講演者は、はやぶさの帰還をインターネット生中継した吉住先生と、JAXAのはやぶさのCGを描いている池下章裕さんである。
吉住先生は、今、この会場の科学館で働いていた人で、現在は和歌山大学の先生である。
はやぶさフィーバーの、仕掛け人でもある。
映像作品「祈り~小惑星探査機 はやぶさの物語~」を作ったメンバーのひとりで、これは、最新メディアコンペティションの「ワールドメディアフェスティバル」で銀賞を受けているとのこと。
はやぶさの帰還のインターネット生中継のためにオーストラリアに行ったときの話をされた。
どうも、この先生の縁で、今回のここの科学館でのはやぶさの展示ができたのだろう。
はやぶさに浸った半日だった。