合い見積もりって理不尽

社内では合い見積もりを取ることがルールとなっている。

先日、プロジェクターを購入するために販売店2社から見積もりを取った。

A社はB社よりも安い価格を提示し、そのうえ、メーカーからデモ機を借りてデモをやってくれるなど、熱心に相談に乗ってくれた。

稟議書を書いて、2社の見積書とともに資材課に提出した。

資材課では2社にあらためて連絡を取り、価格の交渉を行う。

その結果、B社の方が最終的に安い価格を提示したので、B社から購入することが決まった。

後でA社から電話があったので、謝っておいたが、なんともかわいそうな。

おそらく、数千円の差に泣いたようだ。

まあ、安くあげるには良いルールなのだが、せっかく熱心にやってくれてもそれが報われない。特に今回のように同じものを見積もりする場合には単純に価格競争になってしまう。同機能の別製品の場合にはその製品の優位性をこちらから主張してコントロールすることが可能なのだが。

なるべく高く売れる高付加価値の製品を開発し販売しようとしながら、一方では業者から買い叩く。利益を大きくするには当然なのかもしれないが、自己矛盾があるわけで、それは社会全体で見れば確かに矛盾があり、自分に跳ね返ってくるのではないだろうか?

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