生きる意味

ドラマ「伝説の教師」を見たでしょうか?「生きる意味を教えてくれ」と言って自殺しようとする生徒に、松本人志の扮する南波先生が「生きることに意味なんてない」と言います。

 「生きる意味」に答えはあるのでしょうか?

 生物は自己のあるいは種の遺伝子を残すために生きているようです。子育ての必要のない生物では卵を生めば間もなく死んでしまいます。カマキリのオスは交尾をしたらメスに食べられてしまいます。人間の場合子育ての期間が長く、子が成人しても孫の世話を補助するため長生きします。「生きる意味」の生物的な答えは「遺伝子を残すため」です。こういう見方はつまらないですか?

 「生きる意味」のかっこいい答え、哲学的な答えが知りたいですか?ぜひ考えて下さい。そしたら答えがないということに行き当たるでしょう。決して、答えを宗教に求めないで下さい。答えを(答えがないということを)自分で導き出しましょう。答えがないから答えを宗教に求め、変な宗教にはまっていくことになります。

 「生きる意味」の生物的な答えが「遺伝子を残すため」ならば、子を作る前に病気で死んでしまったり、子ができなかったりした場合は「生きる意味」がなかったのでしょうか?遺伝子は残せなかったけどいろいろな人に影響を残しています。

 くよくよ考えずに、今を楽しく生きれば(空騒ぎするのではなくて)、死ぬときには産まれてきて良かったと思うはずです。

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