続柄

 「長女」とか「長男」という言い方は変だと思いませんか?

 従来の住民票では嫡出児は「長女」「長男」と、非嫡出児は「子」と記載されていました。これでは差別になるということで現在の住民票では全て「子」になっています。ところが、新聞やテレビの報道では未だに「○○さん方の長男○○君」という表現のままです。

 そもそも「長女」「長男」というのは旧民法の家制度、誰が家を継ぐのかその順位の意味を持った表現です。

 世の中には未婚の母や、離婚した人、再婚した人もいて、「長女」「長男」という表現に馴染まない人もいます。私の子は、男、女、女の順で産まれましたが、第2子は生後間もなく亡くなりました。この場合第3子は「次女」なのですが、他人が私の現在の家族状況を見たときに「次女」とは思わずに「長女」と思うでしょう。もし他人に「長女」と言われたときに「いえ、次女です。実はこれこれこういうわけで・・・」といちいち説明するのはお互い気まずいものです。

 産まれた順番なんて関係ないでしょう。

 報道では「○○さん方の○○君」で十分です。長男か次男かという情報は全く意味がありません。

 個人レベルの会話でも意識改革して「長女」「長男」という表現はやめましょう。

コメントを残す