理論と実際

最近、花粉症のせいか、やたらと眠い。抗ヒスタミン剤を飲むとさらに眠くなるが、飲んでなくても眠い。身体が抗ヒスタミン剤みたいなものを作るのだろうか?
夜が眠くて日記を書くのも次の日になってしまう。
日本政府は戦争支持の根拠として、国連のいささか古い決議を持ち出している。こういった理論がないと納得できないからだろう。しかし、実際の状況は変化するものであり、新しい決議が必要だと国連は考えたから、安保理は話し合っていたのだ。
科学においては理論が絶対である。理論が現象と合わないのは理論に間違いがあるからであり、その理論を追求するのが科学である。
しかし、社会においては、絶対に正しいという理論はない。理論は常に変化する。多くの人が正しいだろうと思うことが理論となる。
国際社会は今のアメリカとイラクの状況を見て、武力行使に疑問があるから新決議、理論を求めたのだ。
宇多田ヒカルは自分のホームページで、
「正しい戦争なんて無い。」
と言っている。
まさにその通り。
極論すれば、社会において「正しい」なんてものは無い。なんとなく皆が「そうだろな」と思うことが「正しい」とされているに過ぎない。
しかし、戦争という殺人行為、破壊行為を「正しい」と言えるのか?グローバルな世の中になった今、そろそろ戦争という手段を放棄した方が良いというのが、アメリカ人を除く大抵の人の常識ではないだろうか?

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