先日、農水省の「特定農薬に関するパブリックコメント」に投稿したが、その結果が出た。
特定農薬の指定（案）に関する意見・情報の募集結果について
別紙
この中の1および2番が私の出した意見。文章もほぼそのまま。
今回特定農薬として指定された重曹、食酢、周辺で採取された天敵以外の農薬効果が不明なものが、農家が自主的に使うのは認められたことに対し、それでは食の安全が守られないと意見したのだ。
しかしその回答は「必要に応じて安全性の評価を行う考えです」
けど、今は使えるという判断はおかしいのでは？何のための特定農薬の指定なのか？納得いかん。
とはいえ、そもそも安全性に関しては農水省の管轄ではなく、厚生労働省の管轄であるべきで、「農薬取締法」で取り締まるのには無理がある。なぜなら、農薬とは「防除効果」のある資材のことだから。
効果がなければタダのモノ。農作物にかけても取り締まれない。
肥料でもなければ肥料取締法でも取り締まれない。
農薬も、肥料も、他の植物にかける資材をすべてひっくるめて包括的に取り締まる「農業資材取締法」に改正すべきなのではないだろうか。
そうすれば「特定農薬という呼称が気に入らん」という意見も解消されるはず。それなら、「特定防除資材」でなんら問題ないから。