それで分煙と言える?

先日とくしま動物園に行った際、レストランでソフトクリームを買ったのだが、席に着こうとすると子供が嫌がるので理由を聞くと、煙草の煙が嫌だと言う。よく見ると全てのテーブルに灰皿が。灰皿のない席がないし、煙の届かない席もない。仕方ないので便所の前のブロックに座って食べた。
この件について、動物園を管理する徳島市に、分煙もしくは全面禁煙すべきではないかとメールした。健康増進法も5月1日から施行され、「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。」
その返信が今日あった。以下に要点を整理する。
・園内は原則禁煙
・喫煙はエントランス広場の指定場所のみ
・レストランでは客の要望があればサービスとして灰皿を出していた
・喫煙者がレストランでタバコを吸いたいという気持ちを無視できない
・風通しの良い屋外テラスの一部を喫煙場所と指定し、店内は禁煙とすることで分煙化する
これだと、レストランは園の決まりを破っていたということだよ。サービスで要望があれば灰皿を出していたと言うけど、なぜ全てのテーブルに灰皿があったのだろうか?
この方法では分煙できないよ。このレストランの建物は吹きさらしの構造で、屋外の煙は容易に屋内に入る。
厚生労働省から分煙効果判定基準が出されているが、このレストランのようなところであれば、「非喫煙場所から喫煙場所方向に一定の空気の流れ(0.2m/s以上)」が最も有効であろう。この吹きさらし構造であれば、喫煙場所を完全に囲って、強制排気し、排気は高い煙突から出すべきだろう。
最も現実的なのは全面禁煙である。
「喫煙者がレストランでタバコを吸いたいという気持ち」は法律(健康増進法)や嫌煙権に優先するのだろうか。喫煙者に煙草を吸う権利はあるが、受動喫煙を防止する義務もある。
てなことをまた返信した。
もっと真面目に考えるのだ。ニコチンに脳みそをやられているのだろうか?

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