善と悪の二分化思考

いつも見ている(たまにカキコむ)某掲示板に、最近むちゃくちゃな意見を投稿している人がいる。その人は、農薬は悪で、農薬メーカーの言うことは全く信用できない、という捉え方をしている。だから、他の人がどう説明しようが、全く議論にもならず、自分の意見を展開するだけなのだ。反論されればそれに応えず、すぐに矛先を変えてしまう。
世の中のこと全てを善と悪に二分化することは出来ない。一方から見れば善でも、他方から見れば悪になることはいくらでもある。そしてその中間もある。いろんな評価項目があり、それぞれにアナログな「程度」があるものだ。世の中はそのバランスで成り立っているものだ。
前提が変われば見方も変わる。例えば、人殺しは悪である。一般的には。法律的には。だがしかし、他の動物を見た場合、同種で殺しあうのもいる。ライオンはオスどうしが争い、勝ったオスはその群れのメスを自分のものにしてしまう。そして前のオスの子供を殺してしまう。これは悪なのか善なのか?では、ヒトの場合は?そういう生物学的な観点からは善も悪もなくなってしまう(注:殺人を肯定するつもりはない)。
私の言いたい事分かるだろうか?

コメントを残す