日出前にまたスキー場を登った。満月の明かりで明るい。米子方面の夜景、日本海が見え、美しい。東からは太陽が昇ってきているのだが、こちら側からは見えない。残念。
ホテルを出たら、すぐに鳥取砂丘に向かった。途中、大山の景色を撮ったりもした。大山は見る方向によって形が違うので面白い。米子方面から見ると富士山のように見えるのに、反対側から見ると切り立った崖のように見える。道の駅「はわい」にも立ち寄った。特にハワイらしいものはない。当たり前だが。
今日の日本海は2、3mの波で、迫力があった。
鳥取砂丘に着くと、子供らは駆けだしていった。わざわざ急な斜面を選んで登っていった。えらくはしゃいでいた。しかし真由太郎に「ここはなんていう所?」と聞くと、「さばく」と答えた。何だかよく分からずにはしゃいでいるのだった。
次は豊岡市のコウノトリの郷公園。鳥取からだと距離は結構あるが、意外に早く行けた。資料館の屋根に鳥の飾りのようなものが3つあるなぁ、と思ったら、本物のコウノトリだった。一応「野生」のものだ。営巣用の塔の上にも1羽いた。すげー!感動的。しかし、野生とはいえ、公園に来て他の飼育段階のコウノトリと一緒に居るのでは、完全な野生とは言えない。飼育員が餌を撒くと、野生の個体も一斉に寄ってきて餌を食べていた。これではなかなか野生には戻れないなぁ。甘やかしすぎでは?
農薬によってコウノトリが減少したように説明していたが、農薬が使われはじめた時期とコウノトリの減少時期とは合わないのでは?また、捕まえた日本の個体から生まれた卵の孵化を試みたが、全く成功せず、孵化直前で死んだ雛からは農薬として使われていた水銀(今は農薬として使われていない)が検出されたらしいが、ロシアから導入した個体からは孵化している。ということは、農薬だとか水銀が原因ではなく、遺伝子の劣化が原因なのではないだろうか?米を無農薬で育てる活動をしているが、はたして「無農薬」までが必要なのか疑問に思った。農薬を使っても魚は住める。だが、冬季湛水は有効だと思う。鳥と人間が共生できる努力が必要だ。