小学生にもわかる農薬の話-9

小学生(しょうがくせい)にもわかる農薬(のうやく)(はなし)農薬(のうやく)()(もの)安全(あんぜん)

まえに、「虫食(むしく)いや病気(びょうき)のない()()のきれいな野菜(やさい)と、(むし)()っていて病気(びょうき)になっているけど「無農薬(むのうやく)」と()いてある野菜(やさい)があったらどっちを()う?」って()いたよね。
これまでの(はなし)()いてどうかな?
そうだな、いまなら農薬(のうやく)使(つか)ってて()()のきれいな野菜(やさい)でもいいかなって()がする。
だって、農薬(のうやく)使(つか)っていてもだいじょうぶなんでしょ?
そうだね。
で、(まえ)にも(はなし)したけど、病気(びょうき)になった野菜(やさい)には病原菌(びょうげんきん)(どく)と、植物(しょくぶつ)(つく)った(どく)があるんだ。()べたとしてもだいじょうぶかもしれないし、もしかしたら(からだ)のぐあいが(わる)くなってしまうかもしれない。
おどかさないでよ。
まあ、わからないんだ。調(しら)べてないからね。
え~!調(しら)べた(ほう)がいいんじゃないの?
いやいや、1つの(あたら)しい農薬(のうやく)開発(かいはつ)するには、10億円(おくえん)以上(いじょう)のお(かね)がかかるんだ。ほとんどが毒性(どくせい)調(しら)べるための実験(じっけん)必要(ひつよう)なんだ。
10億円(おくえん)?!
ん~。病原菌(びょうげんきん)植物(しょくぶつ)(どく)について、10億円(おくえん)もかけて調(しら)べる(ひと)はいないよね。
そうだよね。お(かね)をかけた(ひと)(とく)にならないもんね。
ようするに、病原菌(びょうげんきん)植物(しょくぶつ)(どく)は、すぐにあらわれるえいきょうについては調(しら)べられていたとしても、がんの原因(げんいん)になるかなど農薬(のうやく)ほどくわしいことはわかっていないんだ。
毒性(どくせい)がきちんと調(しら)べられている農薬(のうやく)で、毒性(どくせい)のよくわからない病原菌(びょうげんきん)植物(しょくぶつ)(どく)をおさえた(ほう)が、安全(あんぜん)じゃないかな?
ん~。なんだかいままでのじょうしきがひっくりかえった()がするなぁ。
あんまり()にしすぎると、ストレスでかえって(からだ)のぐあいが(わる)くなってしまうよ。
いろんなものを(たの)しくおいしく()べるのが一番(いちばん)
農家(のうか)(ひと)にも感謝(かんしゃ)
なんだかおなかがすいてきたよ。ごはんまだぁ?

おしまい


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