参院選、投票する候補者、政党をまだ決められない

こまったなぁ。
決め手がない。
そういう自分みたいな人が、今回は多いのでは、と思う。
過去を振り返ると、小泉サンはウケた。
演説がうまく、わりと断言的にモノを言い、わりとホンネで話し、イケメンだった。
で、うまく敵を作った。郵政民営化に反対する「抵抗勢力」というように。
それまでの閉塞感を打ち破ってくれそうな気がしたのだろう。
どうも、それ以来、小泉サンを超える人が出てこないので、ガッカリ感が国民にあるのだろうと分析する。
国民が求めているのは、政策云々ではなくて、閉塞感を打ち破ってくれる人なのだろう。
なぜなら、小泉サンが目指したのは小さな政府であり、先の衆院選で支持された民主党の政策は大きな政府である。小泉サンで争点となった郵政民営化に関しては、民主党では後戻りしている。
政策云々ではないということだ。
でもって、最近は「マニュフェストで約束した」とかやっている。
国民は、マニュフェストに書いたことを忠実に実行することを求めているのだろうか。
違う気がする。
なんとなく選んだに過ぎない。
マニュフェストに書かれたことを全て100%支持した結果、投票したわけではない。
こういう事から考えて、選挙というシステムはこれでいいのだろうか、という気もする。
かといって、民主主義を否定したくないが。
政治というのは、まずは我々の子孫に良い時代を繋げることが大事だろう。100年先の未来を考えなければならない。
そのために、何十年か先をどうするべきなのか、を考えなければならない。
そのために、今どうすべきなのか、これを考えなければならない。
ということで、政治家には未来から語ってほしい。
こういう道筋でやりたい、というものが知りたい。
目的地までの道筋というのは、何本もあるのだ。
「今」だけ見ると、道がバラバラ、すなわち政策がバラバラなようにみえても、実は到達点は同じだったりする。
だから、その政策の到達点と道筋を知りたいのだ。
で、それが候補者、政党から伝わってこないから、こまるのだ。
選挙では、未来とそれへの道筋を語らなければならない、というルールがほしい。
それを議論してほしい。
マニュフェストを守れていないじゃないか、とか、その具体的な数字の発言はケシカラン、とかいう議論はツマラン。

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