今日は、きょう風どすえ~。
と、寒い空気が吹いたところで、東京マラソンは大変だろうな、と思いつつ、家で読書。
発売されたばかりの、真山仁の「黙示」を読んだ。
先日に引き続き、またもや真山仁である。
めずらしく、農薬業界が舞台。
なので、地味な内容になっているのでは、と心配したが、ショッキングな事件から始まり、引き込まれる内容。
農薬業界に身を置く立場としては、主人公と自分が重なるところもあるし、考えさせられる内容だった。
よく取材されていると思った。「謝辞」に書かれているある方から、この本が出ることを聞いていたので、発売されてすぐに購入したのだが、その方にもかなり取材されていたらしい。かなり正確に状況を把握されているように思った。
善か悪かを一方的に決めつけるところからではなく、まずは状況を把握するところから解決策を見出す、という、物事の考え方についても参考になると思うので、ぜひ読んでほしい。