あやうい店番

注文していた夏の制服(たけとくんの)が入荷したとの連絡があったので、店に買いに行った。

おじいちゃんが一人で店番をしていた。

「え~っと、どこかいな」

「これちゃいますか?」

「ああこれか?え~っと、どうしたらええんかな」

慣れない手つきでレジを打つおじいさん。

「割引のカードがあるんで、500円引いてください」

「え~っと、500円ね」

「○○○○○円やね」

ここで店のおばあちゃんが登場。

「あ、おじいちゃん、分かった?」

「ああ、やっといたよ」

おばあちゃんに交代。

「福引きあるけんね。やっていってよ」

たけとくん、福引きへ。

どうも思ったより高い気がする。それにレシートをもらってない。

「レシートもらっていいですか?」

「ああどうぞ」

んん?500円引くべきところ、500円足している!?

「あれ?500円引いてもらったんですけど、足してある」

「あら~、すみません。ほな1000円渡します」

福引きでは、たけとくんがアイスを6個ゲット。

アイスかぁ。別の買い物に行く予定があったのに、溶けてしまうがな。一旦帰らな。

と、帰る途中でふと、支払った金額が中途半端な数字だったことを思い出した。税込みでわりときっちりした金額だったはずなのに。もしや、税込み金額に税金を足しているのでは?レシートを確かめるとやはり。しかしアイスがあるので一旦家へ。再度その店へ。まあ別の買い物のついでもあることだし。

こんどは店の主人とおばあちゃんがいた。差額をきっちり返してもらった。

もしかしてアイスは作戦?確信犯??

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