Yahoo!ニュース-毎日新聞によれば、「喫煙者の死亡率は、吸わない人に比べて男性で1.6倍、女性で1.9倍」とのこと。
また、「受動喫煙を受ける人の年間死亡率は、受けない人に比べ、1.15から1.34倍に高まり、10万人あたり170人から300人程度が、毎年、受動喫煙の影響で死亡することになる」とのこと。
ということは、喫煙による年間死亡者は10万人あたり700~1000人くらいといったところか。
「アスベスト(石綿)にさらされる職場で働いた人では、死亡増は年間10万人あたり約100人、東京都心でディーゼル排ガスを吸って暮らす人は同約6人と推定される」ということなので、これらよりたばこの方が寿命を縮めていると言える。
女性より男性の方が寿命が短いのも喫煙と関係があると指摘している。
性差は生理的というかそんなもんだと思っていたが、たばことの関連を指摘されるとなるほどと思う。そうかもしれない。
ダイオキシンや環境ホルモンを気にし、農薬使用に眉をひそめ、アスベストで騒ぎ(これも影響は大きい方ではある)、麻薬や覚醒剤が禁止されていることと(合法にしろと言っているわけではない)、たばこが許可されていることには大いに矛盾があるように思う。
国民の健康を守るために最も効果的なのは、たばこを禁止することだろう。