今日は、きょう風どすえ~。
「書籍・雑誌」カテゴリーアーカイブ
原発事故の預言?
図書館、有料でも
図書館が好きだ。
いろいろな本が読めて楽しい。
でも、図書館で本を借りられても、何人に読まれようが、作家には1冊分の印税しか入らない。
それって、作家には不利益なわけで、みんなが図書館でしか借りなければ、結局、作家になりたいという人が減り、新しい本が出ないということになって、自分たちが困ることになってしまう。
東野圭吾氏がサラリーマンから専業作家になった時、年収300万円と予想し、実際ほぼその通りになったらしい。乱歩賞作家でさえ、その程度の年収である。
ベストセラー作家の売上が多くの作家を支えているという現状や、作家や出版社の苦労話を「歪笑小説」に面白おかしく書いおり、図書館と印税の話も書いているので、買っていただきたい(笑)。
東野氏は自炊代行業者の提訴なんかもやってますね。
図書館はよく利用するんだけど、常々、作家には悪いなという気持ちはあったのだけど、タダだし、家に本が増えなくて良いというメリットがある。
そもそもなんで図書館はタダで貸してるんだろう?著作権を侵害しているし、民業を圧迫しているわけだ。
年会費でいくらか取って、貸した回数分の印税を支払っても良いのではと思う。
そうすれば私も心置きなく本が借りれるのだか。
今日も図書館で本を借りてきたよ。
もし会社の課長クラスの私が岩崎夏海の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んだら
ベストセラーである。
だからというわけではないが、興味があったので読んでみた。
![]() もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら |
率直なところ、期待以上であった。
さすがベストセラーである。
ドラッカーの入門書の入門書という感じであるが、おおよそのことが分かった気がする。
これから会社をどういう方向に持っていけば良いのかというようなことを考えていたのだが、どう考えたらよいのかが分かった気がする。
まずは、顧客が何を求めているのか、きちんとマーケティングする必要がある。
そして、そのマーケティングの調査と合わせて、この会社は何が得意なのか、どのような特徴があるのかということから、どのような業務を行うのかということを考えなければならない。
また、イノベーションが必要である。
顧客が真に求めていることが何なのか、どうしたらそれが実現できるのかを考え、他の会社が思いつかなかったような方法でそれを提供すれば、すばらしい!
古い感覚が残っている堅い業界なので、そういうことがいっぱいあるような気がする。
今の自分の会社を見ると、大きくなろうという目標はあるのだが、どういう会社になろうというビジョンがない。
それは、マーケティングから考えるべきで、あれもこれも取り入れれば大きくなる、という足し算的発想ではダメだろう。顧客のニーズにピッタリと合ったサービスを提供してこそだと思った。
現代国語不要論
足が痛い時に走ったらあかんわぁ~。
右足の甲の右側面が少し痛かったのだが、まあ、ええやろ、と思って走ったら、かなり痛くなってしまった。
というわけで、歩くのも痛い。
前に25km走ったのが、予想以上に堪えているようだ。
自分がヤワ過ぎる。
最近、図書館で、森博嗣氏の「工学部・水柿助教授の日常」という本を借りて読んだ。
「これは小説だ」、「フィクションだ」、「ミステリーだ」と何度も書かれているのだが、いつまで読んでもミステリーが始まらない。フィクションだと言いつつ、作者の実話っぽい。結局、最後まで読んでもミステリーは始まらず、タイトル通り、作者の「日常」を綴った内容だった。まあ、そういう企画なのだが。
でも、「なんだ、だまされたよぉ」「読まなければよかった」という本ではなく、それなりに面白い内容だった。だから最後まで読んだわけだが。
で、水柿助教授、まあ、森博嗣氏本人なわけだが、三重県のM大学工学部に助手として採用され、後に愛知県のN大学に移ったということだ。まあ、MとかNとかイニシャルにしても仕方ないが・・・。
M大学の情景が詳しく書かれていて、懐かしさをおぼえた。津市がいかに何も無いところか、特徴がないところか、ということが書かれていて納得。
「主婦の店」とか出てくるし。
で、この本の中で、現代国語不要論的なことが書かれていて、自分もそう思っていたので、共感をおぼえた。
数学とか理科とか社会などは学問といえるが、現代国語は、結局なんのためのものかといえば、文学作品なりを鑑賞したり、文章を書いたりする能力をつけるためのものだろう。であれば、美術と同じようなものだ。美術は、鑑賞の仕方を学んだり、テクニック的なことを学んだりするが、現代国語でそういうことを学んだか?多少は学んだだろうが、現代国語のテストの設問は、しょうもない内容が多すぎるように思う。作品の感じ方なんて人それぞれなので、テストには向いていない。結局、当たり障りの無いような、当たり前のようなところしか設問にならないので、しょうもない設問になってしまう。
全く興味のない、あるいは自分と全く意見の合わない内容の文章がテストに出ることを想像してみたら分かるだろう。なぜ、こんな文章を読まなければならないのか、と思いながらテストを解かなければならないことを想像してみたら分かるだろう。
文学作品は、自分で選んで読むべきもの。
この教科自体が要らないように思う。
森博嗣氏は試験のことを忘れて設問の作品に読みふけってしまうことがあるらしい。
「B級思考」
大学時代の恩師が本を書いた。
↑アフィリエイトなので、こちらをクリックして購入して欲しい。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
読み始めたら止まらない25の「なぜ?」。誰もがわかったような「つもり」でいる「常識」の向こう側にあるものとは。
【目次】(「BOOK」データベースより)
なぜ、電車の中での化粧や携帯はダメなのか?/なぜ、自然は守らなければならないのか?/なぜ、夫婦げんかはイヌも食わないのか?/なぜ、人は農薬を毛嫌いするのか?/なぜ、遺伝子組み換え植物は嫌われるのか?/なぜ、勉強しなければならないのか?/なぜ、流行は次々に変わるのか?/なぜ、他人の不幸は蜜の味がするのか?/なぜ、けもの道ができるのか?/なぜ、日本人は嘘をつくのか?〔ほか〕
物事は一つの見方だけでなくて、いろんな見方があるのではないか?いろんな考え方ができるのではないか?という内容。作者の人柄そのまま、おもしろく書いているので、一気に読んでしまった。登場人物が自分の知人だったりする。哲学的な内容だが、科学者なので、科学の目線で切り込んでいる。特に自分にとっては同じ研究分野の先生なので、共感できるところが多い。
作者の座右の銘は「まあ、いっかぁ~!」。そういえば大学の時もよく言っていた。なるほど、これに尽きるのだが、この悟りの境地にはなかなか行けない。
某国立大学法人教授と紹介されているが、内容を読めば、研究分野が容易にバレる。
<2010年6月6日追記>
B級思考の著者のブログが開設されました。
ハタイチロウのブログ
東野圭吾
の作品に最近はまっている。
普通のミステリーものとはちょっと違っていて、その時の社会問題になっているようなことをテーマにしているとか、犯罪者の視点で書かれていたり、心の動きが詳細に表現されているところが実におもしろい。
そして、結構理系な視点で書かれているところも、私の好みにはまる。
図書館に行くといつも借りるのだが、最近ドラマでやっていることもあって大人気であり、予約待ちの本が多い。
ブームというのも困ったもんだ。
新聞を変えて賢くなるのだ
今日から、地方紙T新聞から全国紙NK新聞に変更した。
ところが、朝ポストに入っていたのはA新聞。A新聞の販売店がNK新聞を配るので間違えたのだ。すぐに電話をしてNK新聞を持ってきてもらった。
T新聞を取っていたのは折り込み広告が多いから、という理由が大きい。ところが、最近その広告が減ってきた。入っていてもパチンコ屋比率が高い。あまりその理由が成立しなくなってきたので、もっと勉強になるNK新聞を取ることにしたのだ。
新聞はテレビやインターネットに比べて速報性が低い。しかし、じっくりと読むことが出来る。「じっくり読むこと」が新聞の存在意義なので、ならば読み応えのある新聞がよい。その意味ではNK新聞がベストだろう。経済の視点からになるが、ビジネスマンにとっては非情に役に立つと思う。
経済新聞でなければ、M新聞が最も良いとは思うが。これは同じ新聞内で別の意見を書いていたりしておもしろい。記者の名前も載っているのも好感が持てる。
キリ番でゲットの本
金曜日に安井先生からプレゼントの本が届いた。
安井先生のサインが入っていた。
安井先生、ありがとうございます。
まだ、読み始めたところなのだが、それぞれのリスクについて、どの程度のものなのか、他のものと比べながら論じているので分かりやすい。分かりやすいと書いたが、一般的な人が読むと、普段感じている危険度とはかなりギャップを感じるかもしれない。自分自身は仕事柄リスクの程度に関してはある程度分かっているのでそんなもんだろうなと思うが、ギャップを感じるであろう一般的な人には新鮮な驚きがあるだろうと思う。
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リスクメーターではかるリスク!―アスベスト、水銀、…の危険度
著者:David Ropeik,George Gray |