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選挙公報(2019年参議院選挙)につっこむ

以下、政党名は書かずにつっこむ。

主張が抽象的すぎ。具体的に書いて!

新しい令和の時代を切り拓く→響きは美しいね

新しい時代が幕を開けました。→えっ?いつ?

国会議員歳費を10%削減?そんなことしなくていいから、しっかり働いて!

規制改革って言うけど、必要があって規制されてきたのでは?ケースバイケースだよ。

支払った分だけきちんと受け取ることができる年金?自分だけ良ければいいのね?年金は助け合いでは?

もうすぐ参議院選挙だね

自分の理想の政策を書いてみる。


【年金・少子高齢化】
貯金がそんなになくても老後のそれなりの暮らしが保証されれば、そんなに貯蓄する必要がないから、お金が消費に回って、景気が良くなるはず。
年金でなくても、税金でも良いと思う、
税金を上げれば良いのだ。所得税ではなく、所得税の累進課税で。

【国の借金】
そもそも国債は借金なのか?
国に借金を返してもらえずに困っている人はいるのだろうか?
困らないならそのままで良い。

【安全保障、自衛隊、改憲】
軍事に頼って国を守るのではなく、外交で守るべき。
あれだけミサイル実験で危機を煽っていた北朝鮮も、韓国やアメリカの大統領が握手をしに行って危機から脱した。武器よりも握手の方が強い。
もし、軍事だけで守るならば、他国よりも圧倒的な武力を持たねばならない。
突発的な武力攻撃に対抗、あるいはそれを予防できる程度の形式的な防衛力で十分では?
武力はオワコンにしたい。
いま、改憲の必要はない。

【アメリカとの関係】
もう、属国ではなく、独立した国として歩むべき。
ヤクザにみかじめ料を払う必要はない。
とはいえ、仲良くね。

【食料自給率】
かなり低いけど、それを言うなら、エネルギーの自給率は最悪。戦争になればかなりやばい。
食料も原油も、他国から買わざるを得ないので、戦争は最悪。ならば、他国と仲良くすべき。
食料自給率100%はそもそも無理。
それとは別に、農業の所得は低すぎる。国が支える仕組みが必要。

【エネルギー問題】
政治は、子孫のために行われるべき。
二酸化炭素増加による温暖化を抑制するためには、省エネと、自然エネルギーの活用技術の開発しかない。
原発は、地震大国ではリスクが高すぎる。

【景気対策】
お金が回るようになれば景気が良くなる。
老後の生活が保障されれば貯金に励む必要はないので、お金が回る。

【格差社会】
全ての人の生活が成り立つように手当てすべき。
財源は、累進課税で増税すれば良い。
生活が保障されれば、失敗してもやり直せる。挑戦的な起業もできるので、景気を支えるイノベーションを引き起こせるかも。

ネットで投票できたらな

久しぶりにブログを書こうとiPhoneのアプリから投稿しようとしたらエラーになった。

iPhoneのアプリは終了してたのか!!

なんと!!

ココログはダメやなこれは。

それはさておき…

知事選と県議会議員の選挙に行ってきた。

誰を選ぶのか、判断する材料が少なすぎると思った。

ポスターが貼られているが、顔くらいしか認識できない。じっくり見ないし。

政見放送をみれば良いのかもしれないけど、みる機会がないし。

実質、選挙公報くらいしかない。

しかし地方選挙ではどの候補者も掲げている政策に大きな違いがあるわけではなく、書いてあることだけでは判断材料としては乏しい。

したがって人柄が重要だと思うわけで、ならば政見放送をみたいところ。

しかし選挙の公的なサイトから政見放送をみられるようにはなっていなくて、テレビでその放送時間にみるしかない。

投票を呼びかけていながら、なんとも不親切な話。

ネットで政見放送を見られるようにしてほしい(→NHK受信料の問題があるのか?)。

これで投票に行けと言われても、行く気になれないだろう。

1. 分からない

2. めんどくさい

3. 投票しても変わらない(あきらめ)

これらを解決すれば投票率は上がる。

1.は、せめてネットで政見放送をみられるようにすべき。

2.は、スマホでの投票など、ネットで投票できるようにすれば良い。

1.と2.が改善されれば、政治への意識も高まり、3.も改善されるはず。

今上天皇最後の全国戦没者追悼式

平成最後の全国戦没者追悼式での天皇陛下のお言葉、よくかみしめたい。

本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

 終戦以来既に73年、国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお尽きることがありません。

 戦後長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、ここに過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

民意の受け皿

集団的自衛権に反対する意見が多いものの、安保法案が成立した。

安保法案に反対するのならば、自民党に投票しなければ良いのだが、おそらく、そういうつもりで自民党に投票したわけではなかろう。

では、どの党に投票すればよかったのだろうか?

だからといって、自民党の支持率が下がって、民主党の支持率が上がるのだろうか?
おそらく、現状の党のままでは、そうはならないだろう。

冷静に、各党の主張をざっくりとまとめると、次の表のようになるだろう。

自由民主党 民主党 日本共産党 対立軸?
経済体制 資本主義 資本主義 社会主義をめざす ×
天皇制 象徴 象徴 廃止をめざす ×
自衛隊・軍備 改憲して国防軍に 専守防衛 解消(段階的縮小)
憲法 改正 護憲 護憲

あくまでもざっくりなので、細かいことをいうと表中の一言とは違う、という意見があると思うが、そこはお許しを。

一番右の列は、今、対立軸になっているのかどうかの私見である。
これもあくまでも私見なので、違う、と思ってもお許しを。

共産党は今でも社会主義をめざすとしているが、憲法をまもると言っている時点で矛盾しているので、本気で社会主義にする気はないだろう。
自衛隊にしても、完全廃止までは考えてなさそうだ。

こうまとめてみると、資本主義だ、社会主義だと言っていた時代から、対立軸が変化しているのに、国民の認識がついていっていないのではないだろうか?

今の対立軸は、国をどのように守るのか、つまり憲法を改正してほかの国と同じような軍隊に再編するのか、それとも今の憲法9条を堅持し、軍備に頼らない平和国家を目指すのか、ということになるのでは?

自民党と民主党の違いといえば、ほぼ、そこしかないでしょう。

実は、民主党が保守で、自民党が革新、ということだね。

こうみると、安保法案に反対する民意の受け皿は民主党ということになるのだけど、なぜ民主党は人気がないのかな?

おそらく、党の結成に寄り合い所帯の歴史のイメージがあり、政策思想の幅が大きすぎて、なんだかよく分からない、だから信頼できないということだろう。

今、この対立軸で政党を再編しないと、国民はどの党に投票すればよいのか分からないぞ。

Yes 湯~ can !

オバマさんの再選が決まりました。

まあ、極端な保守に走ったり、戦争を仕掛けたりする危険性は、共和党よりは民主党の方が低いだろうからいいだろうけど、どっちにしても、今のアメリカは貧富の差が激しすぎるよなぁ。これから、なんとかなるのだろうか?
決まったからには、足の引っ張り合いをするのではなくて、オバマさんの方針で進めていかないと、なにも良くならないだろうな。
オバマさんが再選されたというニュースで、なぜか、福井県の小浜市や、長崎県の小浜温泉の関係者が喜んでいた。
Yes 湯~ can !
やて。
平和な浮かれ方やねぇ~。

意外に…

菅首相の在職日数は、小泉さんより後では最も長くなったとのこと。
へぇ~~。
意外に長いんだ。
というか、他の人はそんなに短かったんだ。
ところで、日本の首相って、だいたいどのくらいの在職日数なんだろ?
調べてみました。
だいたい、平均すると600日ちょっとくらい。
って、2年続けば長い方ということ?
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過去をみても、今の状況がことさら短いというわけでもないみたい。
まあ、短い状況が連続しているのは少し特異的ではあるけど、そういう時期も過去にもあったみたい。
こう見てみると、2年以内くらいの人が多くて、たまに長い人がいるという感じか。
これじゃ政治はきちんとできないわな。
安定した長期政権になるように制度を工夫せなあかんのでは?
ましてや、二大政党制になってきているわけだし、政策も似た感じなので、結局は縄張り争い的な感じになってきていて、足の引っ張り合いをするわけだ。
そんなんしてたら、なんも決まらんわな。

中東が核開発するとバナナが安くなる

最近、妙にバナナが安い。
なぜかと思ったら、意外にも、中東での核開発が関係しているらしい。
風が吹けば桶屋が儲かる式か?
バナナはフィリピン産である。
イランが核開発をしているということで、経済制裁されているが、イランが対抗措置として、バナナの禁輸を決めた。その結果、バナナがだぶつき、価格が下がったというわけだ。
バナナが安いのはいいけど、いいことでもないな。
複雑だ。

日本の農業もすてたもんじゃない!

前に、日本の農業就業者の平均年齢が66歳となり、農業就業人口がどんどん減っているという話を書いた。
この先、日本の農業がどうなるのか、どうしたらよいのか、大変気になる。
まあ、職業柄、無関心では済まない(私の職業については謎にしておく)。
ところで、日本の農業は、世界的に見てどのような位置にあるのだろうか?
最近、「食料自給率の罠」(川島博之)という本を読んだが、とても理路整然と書かれており、客観的な分析がされている。

輸出額と輸入額を見ればその国の農業の強さが分かるだろうということで、FAOの2007年のデータでは、日本の輸出額は22億7344万ドル、輸入額は460億4227万ドル、輸出額から輸入額を引いた純輸出額は-437億6883万ドルとなり、主要10か国の中で最低である。輸出が少なすぎる。日本と同様に土地の狭い島国のイギリスでも輸出額は228億7735万ドル(日本の10倍)だ。
純輸出額1位はアメリカではない。なんと、オランダの279億7807万ドルだ。
日本は土地が狭いので、土地の広いアメリカに比べて農業生産に不利なことは明らかだが、オランダは日本よりも土地が狭い。農地面積は日本が465万haで、オランダは109万haなので、オランダは日本の1/4以下。ちなみにアメリカは1億7316万haなので、日本の37倍!
こう見ると、オランダに学べば、日本も農業を強くすることは不可能ではないといえる。
では、どうすればよいのか、ということだが、土地がネックになるわけで、狭い土地でも高収益の得られる農業にシフトすれば良いということになる。
オランダといえば花きだろう。花は高い。次が野菜、果樹だろう。畜産も、鶏や豚なら広い土地が要らない。
穀物は安いし、土地が必要である。
ということは、土地の狭い日本で、穀物の生産を上げることにこだわるのは、ビジネス的に見れば賢明ではないと言える。
実際、オランダの穀物自給率は14%であり、日本の32%の半分以下である。
日本の野菜や果樹は芸術品のようである。台湾では日本のリンゴは人気があるし、中国の富裕層に売り込めば輸出産業になるのではないだろうか?
穀物はとにかく安い!
米の日本の価格は2007年で1848ドル/トン。アメリカだと200ドル/トン前後。(米の話でアメリカが出てくるとややこしい)
日本の平均的な1haの農家を想定すると、1haで5トン採れるとして、日本の価格相場で90万円程度の売り上げにしかならず、これでは生活は成り立たない。
アメリカの相場だと15万円程度の売り上げ。
全く勝負にならない。
かといって、日本から稲作をなくして、すべて野菜、果樹、鶏、豚にしようというのは極論すぎる。
川島氏は稲作は現状維持しようといっているが、そのあたりは歴史背景から考察しており、本書を読んでほしい。
食料自給率を上げようとすれば、穀物生産を高めなければならないが、日本では、そもそも無理な話である。
農地が狭いのに人口が多いからだ。3000万人くらいであれば自給率は100%にできるだろうが。
そもそもが、食料自給率を100%にしなければならないのかということだが、食料安保、すなわち、輸入が止まってしまうということがあるのか、ということが重要だ。
異常気象により、ある国の生産量が落ち込んで、輸出に回らないことがあるかもしれない。
けど、複数の国から輸入するわけだし、落ち込んだとしても全く輸出できないということにはならない。どの国も一斉に生産量が落ちるということがあるとすれば、地球的にかなりやばい状況である。こういうことが起こる可能性はゼロではないが、通常自給率100%だったとしても、その時はそれもやばいはずだ。
カロリーメイトを備蓄するか・・・。
というよりも、前述の通り日本の人口と農地面積ではそもそも無理な話で、他国と貿易するしか生存できない。
要するに、他国と仲良くしなければならない。
戦争という事態、例えばアメリカと戦争になれば、アメリカが「もう小麦を売らねぇからな!」というかもしれない。
でも、アメリカにとって日本はお得意様なわけで、日本に小麦を売らなければ損するわけだ。
日本はアメリカと戦争したくないし、アメリカも日本と戦争したくないだろう。
貿易が活発になるということは、戦争しにくくなるということだ。
駄々っ子の北朝鮮が無茶なことをしている。
これに対する制裁として、日本は、朝鮮学校の無償化をしない、くらいしかカードがない。
無償化しようが、しまいが、金額的にはしれている。
この程度の付き合いという状況は危険である。戦争できる状態なわけだ。